一年のうちでも今は「陰」に移り変わっているまっ最中。何にしても移行時期はトラブルが起こりやすいように、お身体も適応しようと調整しています。
*秋は肺経のトラブルが起こりやすい季節。夏の疲れが尾を引き、風邪をひきやすくなるからです。その上、乾燥の季節でもあります。燥邪に見舞われ津液がもっとも傷つけられます。
鼻、喉、皮膚乾燥、髪の毛のパサつき、空せき、、尿量の減少、乾燥便などの症状がでやすいようです。「清熱、潤燥」「滋陰、潤肺」の食物をとりましょう。
*冬は腎経のトラブルが起こりやすい季節。寒さに負けて動きが鈍くなるからです。自然界の陽気が衰え、陰気が上昇、寒気が盛んになります。
身体の陽気も消耗し、エネルギー代謝も低下しがち、呼吸器系の風邪の予防は積極的に。「温陽、健脾」「補腎」効果の食物をとりましょう。
▼簡単にできるとっておきの秋冬に向け和甘味、作りました。
ワークショップ「こころと身体の秋養生」の薬膳ランチでお召し上がりいただきます。
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[材料、性味、帰経、効能、適応]
・黒豆(甘/平)脾肝腎
活血、補血、利水、解毒、健脾、益腎、慈陰
(むくみ、腰痛、月経不順、老化防止)
・白木耳(甘淡/平)肝胃腎
滋陰、潤肺、益胃、生津
(からぜき、血瘀、口渇、美肌)
滋陰、潤肺、益胃、生津
(からぜき、血瘀、口渇、美肌)
・黒砂糖(甘/温)脾胃肝
(補中、活血、化瘀、和胃、降逆、温中、散寒)
(補中、活血、化瘀、和胃、降逆、温中、散寒)
煩胃、胃寒、脾胃虚弱、産後の回復、月経痛、風寒感冒
・枸杞子(甘/平)肝腎肺
滋補肝腎、明目、潤肺
(めまつき、ふらつき、視力減退、涙目、腰膝痛)
「黒豆と白木耳の黒砂糖煮の作り方」
1)前夜、炊飯器に黒豆をしかけておけば翌朝スイッチを入れるだけ。
タイマーセットしておいてもいいでしょうね♪
2)出来上がったころ、水でふやかした白木耳とお好みの量の黒砂糖と少量の塩を入れて保温。
3)盛り付けた上にクコの実を飾って完成
余った煮汁は黒豆ドリンクとして毎日飲みましょう☆彡こんなにお徳( ´ ▽ ` )ノ
*エストロゲンが豊富
*アミノ酸とミネラルが豊富
*サポニンが喉の炎症を潤わす
*抗酸化作用