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簡単薬膳しよう!波動も高まる金柑の甘酢煮。

金柑を酢と砂糖で煮たものです。
金柑と酢の組合せは、心身の波動を高める意味でも実にエクセレント。

注目点は、代謝低下で体に滞った瘀血や痰をスムーズに排泄させるという働き。

 その上、気を巡らせたり、湿邪や胃もたれを解消したり、肝の生理機能調節もしてくれますので自然と波動も高まっていきます。

(肝は情緒や臓腑の活動をのびのびと円滑にするという働きがあります)

お湯を注いでドリンクにしてもよし、
ジャムにしてもよし、
お茶うけにしてもよし(*^^)v
こうして食べるとまた新鮮ですね~。
甘酸っぱくて潤いたっぷり、
喉や肺の細胞にビビットな感じです。

まだまだ実っている金柑、お試しください。

【金柑の特徴】
・辛甘酸/温(肺肝胃脾)
消食、化痰、燥湿、理気、解鬱、疏肝

【酢の特徴】
・酸苦/温(肝胃)春養生には必須
活血化瘀、消積、消腫、軟堅、解毒、止血

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簡単薬膳しよう!そろそろトマトさん、いい仕事します。

春ですね〜。

いよいよやってまいりました。お料理に華を添えるトマトさんの季節到来。

トマトさん、実は体を冷やしますが、悪ではありません。

肝脾胃経に働きかけ、特有の甘酸味で毛穴をキュッと引き締めて気や汗の出過ぎを防いで潤いを与えてくれます。

また、気が上がりすぎて緊張したり、ドキドキするときに気を落ち着かせてもくれますし、消化促進作用で胃を健やかにしてくれる働きもあります。

だからと言って過ぎたるは及ばざるが如し。

そもそもが微寒の性質です。涼血作用があり、食べ過ぎると内臓を冷やしますのでほどほどに。

夏の熱中症や発熱時の熱下げにはとっておきの逸材です。

 

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簡単薬膳しよう!今が旬のわかめは黒。今の時期に身体が求めるモノです

今の時期に摂りたいもののひとつに「わかめ」があります。これも若芽と書くのですからシーズンもんです。

海水の冷たい中、漁師さんが、ドライスーツ装備で採ってきてくださいました。

生の若芽はこのような黒っぽい色をしています。茹でると真っ青な若芽になります。

マイブレンド薬膳茶教室にご参加下さった方々にはお分かりのことでしょうが、今の時期は「黒・腎・鹹味」ですね。若芽はこれらを全部クリアしています♡。

ただ涼性に属するので食べ過ぎは禁物。温性のものと組み合わせましょう。

柚子やキンカン、レモンの皮とアナゴやエビを和えた酢の物でもいい感じですね。お味噌汁の具にもバッチリ。

熱がない限り、間違っても、タコ、カニとはあえないこと。芯から内臓を冷やします。

若芽が帰経する腎にはたくさんの働きがあります。成長発育や身体を温めたり、氣を蓄えたり、その他諸々の不老長寿の秘伝が潜んでいます(^^)。

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簡単薬膳しよう!秋の邪気養生

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すっかり秋ですね。
敏感な方は既に五感をとしてお身体で感じておられることでしょう。

夏は暑邪によって無駄に氣を消耗していますから初秋の防衛力低下感。
その上に秋は燥邪が出てきて乾燥を嫌う肺がダメージを受けます。

すると、
皮膚がカサついたり、乾燥して痒くなったり、カラ咳が出たり、
口が渇きやすかったり、鼻咽喉が渇いたり、唇がひび割れたり、
尿の出が少なくて回数が多くなったり、いつもより便秘気味になったり、
不眠になったり、悪夢を見たり、寝汗が出たり、脚が攣ったり…
夏の暑邪をお体に溜めておられた方は早速、熱を出してたり…。

中医学理論では、
肺、大腸、鼻、皮膚、体毛、腎臓は関連性が深いと考えています。

では、どうすればよいか?ですね。
燥邪によって肺の潤いが低下しているわけですから潤いを補ってあげましょう。
そのためには、しっかり呼吸して昇清作用を高めてお身体の中から温めること
カイロや暖房などお外から温めるのとは異なりますので気を付けてくださいね。

また、食べ物でも潤いを与えてくれるイチジク、梨、ブドウ、はちみつ、アーモンド、銀杏、松の実、黒豆、山査子、山芋、すだち、エビ、柿、鶏卵などはしっかりとりましょう。

それでも元気が出ない方は気療整体をお試しください。

簡単薬膳しよう!養生。大自然の恵み、冬瓜。

おはようございます。噂の冬瓜さん、今朝収穫しました庭で採れた初もんです(^^)

抗がん、抗酸化作用で名高い薬草のニチニチソウ、去年はみなさまのお役に立ちました。今年も冬支度。

どちらも陰陽のエネルーギーをふんだんに含んだ大自然の恵みです。どなたのお体にとどくか楽しみです(^^)

はい、これも養生♪

薬膳の基本理論、天人合一です♪

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簡単薬膳しよう!秋養生にブドウはアリ!

ここのところ、お買い物に行くとあちらこちらでブドウを見かけます。
ブドウは今の時期に摂っておきたい優れた秋養生の果物照れ
もちろん、冬の氣を高めるためにも…♡

肺経、脾系、腎経に作用して
口渇、貧血、筋肉疲労、むくみ、目の疲れを改善してくれます。

皮の部分に補血効果がありますので、皮ごとズムージーにすると、夏場に冷たいもので酷使した胃腸にもやさしいですね(*’▽’)

*甘酸/平(肺脾腎) 補気、強筋骨、利水、安胎、除煩、止瀉、補肝、補腎

それでも調子が整わなかったら…、
*気を循環させて心と身体を調整する気療整体をお受けください

簡単薬膳しよう!秋養生のおかゆ

目を閉じて耳を澄ますと秋の気配…。
ちょっとご自分のお身体を観察してみましょう♡

夏の影響が残ってはいないでしょうか?

夏は、暑邪が猛威を振るい、一年でも一番体力を消耗した季節です。
特に湿度の高い日本の夏は湿邪にも侵略されるケースがほとんど。
暑いという感覚を解消しよとして、 冷たいものや冷たい部屋にそそられるのはごくごく自然なことです。

そして、結果としてそのツケがでるのが丁度今の時期です。 こんな症状は出ていませんか?

・胸が息苦しい感じがする
・脈が速いと感じる時がある
・動悸、息切れを感じる
・夜眠りにくくなった
・なぜか焦る
・精神的に不安定になることがある
・不吉な夢をよく見る
・記憶力がおちたかも?
・乾燥した咳がでる
・皮膚炎、かさつき
・鼻咽がかわく
・便が気持ちよく出なくなった
・毛が抜けるようになった
・お肌がちょっとつっぱる

上のような症状がでていたら要注意。

夏の疲れを追い出して、秋の燥邪対策をする必要があります。  
対策の一つとして、こんな雑炊を作ってみました。  
おからだ内外の残暑邪を解放して、 秋に来る燥邪対策にピッタリのぞうすいです(*'▽') ご自宅でもお試しくださいませ。
 ポイントは、夏野菜と、イモ、米、豆が入っていることです。 

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 -玄米:(甘/平)脾胃肝腎/補気、健脾、利水、安神、補肝腎、化瘀
 -黒米:(甘/平)脾胃腎/健脾、補肺、明目、活血、補腎
 -大師もち麦(裸麦):(甘鹹/平)脾胃肺/補気、化湿、止瀉
 -黒豆:(甘/平)脾肝腎/活血、利水、解毒、健脾、益腎、慈陰、補血
 -大豆:(甘/平)脾大腸/健脾、寛中、補気、利湿
 ‐山芋:(甘/平)肺脾腎/健脾、補気、慈陰、潤肺、和胃、調中、益精、固腎
 -サツマイモ:(甘/平)脾腎/健脾、補気
 -人参:(平)肺脾肝/健脾、消食、慈陰、補血、明目
 -マッシュルーム:(温)腎脾肺胃大腸/補腎、通便、化瘀
 -青じそ:(温)肺脾/解表、散寒、行気、和胃、解毒
 -ナス:(涼)脾胃大腸/清熱、活血、利水、消腫、健脾、和胃

それでも調子が戻らないときは、
*氣を循環させて心と身体を調整する気療整体をお試しください。 心と身体の調子が整ってきます。(*’▽’)