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痩せると噂の漢方 防風通聖散(ボウフウツウショウサン)りぶちゃんの薬膳勉強№27

りぶちゃんの薬膳勉強 №27(痩せるとウワサの漢方 防風通聖散)

《前回は「恒例 ぎっくり腰…。でした》

痩せる漢方薬とウワサのある防風通聖散。
この季節になると気になるキャッチフレーズです。

ここのところ、体重増加で胸腹部周辺がボンレスハム状態、洋服があわなくなったり、ぎっくり腰になるなど、諸問題が起こってきました。そこで〇〇さんがやせる漢方薬だと言っていたので(よくある話です。自分にもそれがいいように聞こえる)、ウワサにつられて買ってみました(笑)

マラソンや登山など運動をしていたころは、ダイエット系の薬を服用するようになったら人生終わりだ!!と思っていたので、私も終わり(笑)。しかし!!終わってから始まることもあります(笑)(笑)(笑)

ということで、せっかくの国際薬膳師という知識を役立てて、どうして痩せるといわれるのか?を組成(材料とその組み合わせ)から検証してみました。

 

防風通聖散(漢方)

ボウフウツウショウサン

結論から言うと、私には微妙…。
これを飲むと皮下脂肪や内臓脂肪がとけて、キレキレの筋肉になるという魔法のようなものとは違っていました。痩せることの考え方や、太り方によっては効果的が期待できるのではないでしょうか。

《このような感じのものに思います》
・代謝をたかめる
・むくみをとる
・お通じをよくする
・こもり熱など余分な熱をとる

 

折角買ったので試してみます。

 


ん???と、気になる方もいらっしゃるかもしれませんので、防風通聖散の生薬の働きをご紹介します。


《各0.6グラム》

①当帰(とうき)
養血薬
セリ科 UmbelliferaeのAngelica sinensis DIELS の根
性味)甘、辛/温
帰経)心、肝、脾
効能)補血、活血、止痛、潤腸

②白芍(びゃくしゃく)
養血薬
ボタン科Paeonia lactiflora PALL. のコルク皮を除去し、そのままあるいは湯通しして乾燥した根
性味)苦、酸/微寒
帰経)肝、脾
効能)養血斂陰、柔肝止痛、平抑肝陽

③川芎(せんきゅう)
活血化瘀薬
セリ科 Umbeliferae のマルバトウキ属植物 Ligusticum chuanxiong HORT. の根茎
性味辛/温帰経肝、胆、心包効能活血行気、祛風止痛

④山梔子(さんしし)
清熱瀉化薬
アカネ科 Rubiaceae のクチナシ Gardenia jasminoides ELLIS 、またはその他同属植物の成熟果実
性味)苦/寒
帰経)心、肺、肝、胃、三焦
効能)瀉火除煩、清熱利湿、凉血解毒

⑤連翹(れんぎょう)
清熱解毒薬
モクセイ科 Oleaceae のレンギョウ Forsythia suspensa VAHL. などの果実
性味)苦/微寒
帰経)肺、心、胆
効能)清熱解毒、清癰散結

⑥薄荷(はっか)
辛涼解表薬
シソ科 Labiatae のハッカ Mentha arvensis L. var. piperascens MALINVAUD またはその種間雑種の地上部あるいは葉
性味)辛/涼
帰経)肺、肝
効能)疏散風熱、清利頭目、利咽、透疹

⑦荊芥(けいがい)
辛温解表薬
シソ科 Labiatae のケイガイ Schizonepeta tenuifolia BRIQ. の花穂をつけた茎枝あるいは花穂
性味)辛/微温
帰経)肺、肝
効能)祛風解表、止血

⑧防風(ぼうふう)
辛温解表薬
セリ科 Umbelliferae のボウフウ Saposhnikovia divaricata SCHISCHKIN (Ledebouriella seseloides WOLFF) の根及び根茎。
日本ではハマボウフウで代用することがある
性味)辛、甘/微温
帰経)膀胱、肝、脾
効能)祛風解表、勝湿、止痛、解痙

⑨麻黄(まおう)
辛温解表薬
マオウ科 Ephedraceae のシナマオウ Ephedra sinica STAPF をはじめとする同属植物の木質化していない地上茎
性味)辛、微苦/温
帰経)肺、膀胱
効能)発汗、平喘、利水


《各1.0グラム》

⑩白朮(びゃくじゅつ)
補気薬
キク科 Compositae のオオバナオケラ Atractylodes ovata DC. の根茎
このほか、日本薬局方ではオケラ A. japonica KOIDZ. の周皮を除いた根茎を規定しており、日本では一般にこれが流通している。
性味)苦、甘/温
帰経)脾、胃
効能)補気健脾、燥湿利水、止汗安胎

⑪桔梗(ききょう)
止咳平喘薬
キキョウ科 Campanulaceae のキキョウ Platycodon grandiflorum A. DC. の根
性味)苦、辛/平
帰経)肺
効能)開宣肺気、祛痰、排膿

⑫黄芩(おうごん)
清熱燥湿薬
シソ科 Labiatae のコガネバナ Scutellaria baicalensis GEORGI の周皮を除いた根
性味)苦/寒
帰経)肺、胆、胃大腸
効能)清熱燥湿、瀉火解毒、止血、安胎

⑬甘草(かんぞう)
炙甘草
補気薬
マメ科 Leguminosae のウラルカンゾウ Glycyrrhiza uralensis FISCH. またはその他同属植物の根およびストロン。
性味)甘/平
帰経)心、肺、脾、胃
効能)補脾益気、潤肺止咳、緩急止痛、緩和薬性

⑭石膏(せっこう)
清熱瀉火薬
含水硫酸カルシウム鉱石、粗製はほぼCaSO4、2H2Oである。
性味)辛、甘/大寒
帰経)肺、胃
効能)清熱瀉火、除煩止渇


《0.375グラム》

⑮芒硝(ぼうしょう)
攻下薬
天然の含水硫酸ナトリウムNa2SO4・10H2Oまたは風化消Na2SO4・2H2O。
性味)鹹、苦/寒
帰経)胃、大腸、三焦
効能)瀉熱通便、潤燥軟堅、清熱消腫


《0.2グラム》

⑯生姜(しょうきょう)
辛温解表薬
ショウガ科 Zingiberaceae のショウガ Zingiber officinale ROSC. の新鮮な根茎
性味)辛/微温
帰経)肺、脾、胃
効能)発表解表、温中止嘔、温肺止咳


《0.75グラム》

⑰大黄(だいおう)
攻下薬
タデ科 Polygonaceae のダイオウ属植物 Rheum palmatum L. 、R. tanguticum MAXIM. et REGEL および R.officinale BALL. またはそれらの種間雑種の根茎。
性味)苦/寒
帰経)脾、胃、大腸、肝、心包
効能)瀉下攻積、清熱瀉火、解毒、活血祛瘀


《1.5グラム》

⑱滑石(かっせき)
利水滲湿薬
加水ハロイサイト hydrated halloysite Al2O3・2SiO2・2H2O・4H2Oを正品とする。
鉱物学的な滑石すなわち天然含水珪酸マグネシウム talc 3MgO・4SiO2・H2Oを使用することがあるので注意を要する
性味)甘、淡/寒
帰経)胃、膀胱
効能)利水通淋、清熱暑熱

 



 

《上級編》

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

種類 解表攻裏剤
出典 宣明論
組成 防風・荊芥・連翹・麻黄・薄荷・川芎・当帰・白芍・白朮・山梔子・大黄・芒硝各1.5g、石膏・黄芩・桔梗各3g、甘草6g、滑石9g
方解 防風-疏風解表
荊芥-疏風解表
麻黄-疏風解表
薄荷-疏風解表
大黄-泄熱通便
芒硝-泄熱通便
石膏-清肺胃熱
黄芩-清肺胃熱
連翹-清肺胃熱
桔梗-清肺胃熱
山梔子-清熱利湿
滑石-清熱利湿
当帰-養血活血
川芎-養血活血
芍薬-養血活血
白朮-健脾燥湿
甘草-和中緩急
用法 粉末1回6g生姜2gと水煎温服する。生姜2gと水煎服用してもよい
効能 疏風解表、瀉熱通便
主治 風熱壅盛、表裏皆実。悪寒壮熱、とう苦昏眩、芽赤晴痛、口苦口乾、咽喉不利、胸膈痞悶、咳嘔喘満、涕唾粘稠、大便秘結。
病機 陽盛内熱のものが風邪を感受し、表実のために内熱が鬱した表裏倶実である
方意 本方は解表、清熱、攻下を併用する方剤である。
主に、外感風邪、内有蘊熱、表裏皆実の証を治す。

(薬膳情報netより抜粋)


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