月別アーカイブ: 2016年2月

簡単薬膳しよう!そろそろトマトさん、いい仕事します。

春ですね〜。

いよいよやってまいりました。お料理に華を添えるトマトさんの季節到来。

トマトさん、実は体を冷やしますが、悪ではありません。

肝脾胃経に働きかけ、特有の甘酸味で毛穴をキュッと引き締めて気や汗の出過ぎを防いで潤いを与えてくれます。

また、気が上がりすぎて緊張したり、ドキドキするときに気を落ち着かせてもくれますし、消化促進作用で胃を健やかにしてくれる働きもあります。

だからと言って過ぎたるは及ばざるが如し。

そもそもが微寒の性質です。涼血作用があり、食べ過ぎると内臓を冷やしますのでほどほどに。

夏の熱中症や発熱時の熱下げにはとっておきの逸材です。

 

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簡単薬膳しよう!春のからだと邪気と対応策

自然界にある「六気」のうち、春は「風」の気。
風が舞い上がり自然界のものは上に外へと目覚めます。

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《春の気を利用したカンタン邪気対策》
・よく寝てその日のストレスはその日に解放。(解放、外向きの性質を利用)
・何かを始めてみる。外に出かけてみる。(春の気の性質に乗っかる)
・酸味のものを意識して摂る。(毛穴をシャキッと収斂させるため)
(酢の物、柑橘系、梅など)

なぜ?

「六気」とは風・暑・湿・燥・寒の気。

これらは、中国古書『黄帝内経』にもありますように、「人似天地之気生、四時之法成」。つまり、人は天地にある大気と水穀の気によって生かされ、成長から収穫までといった四季の法則で成りたっています。この六気は、自然界を変化成長させ、正常な限り無害です。人においても例外ではなく、適応力、回復力を与えてくれます。

自然界の四季の法則において、からだがどう変化成長していくか?を知った上で対応策がとれるのが「人間」という自然界の生物。


*そこで、春のからだ傾向について簡単にまとめました*


1.春は風の気は舞い上がる
・解放、開泄、曲直、成長、発展、上昇、外向きの性質。
(こころや体に内在していたこと、温めていたこと、考えていたことが顕在化してゆきますよ~)

2.自分の適応力が低下したり、異常気象などによる異変では「風邪(ふうじゃ)」に変化、人体に侵入して病気を引き起こす。
・風邪(ふうじゃ)は陽邪なので上半身に痛みや異常をおこしたり、外方に向かうため皮膚を傷つけたり、毛穴を開いたりして悪寒を招く。
・風邪(ふうじゃ)の病巣部は移動して行き先が定まらない。
蕁麻疹(いろいろなところが痒くなる)やカゼ(鼻・咽・頭痛・咳・お腹など移動する)など。
・風は外邪を侵入させる先導者であり、内邪を誘発したり、いろいろな病気の発病原因になる

 

だから…、ページ冒頭の《春の気を利用したカンタン邪気対策》♡
詳しくは、マイブレンド膳茶教室でお伝えしています(‘◇’)ゞ