a-①黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ):清熱瀉火 体の熱や炎症をとり、機能の亢進をしずめる働き。体力がある人で、のぼせ気味、また血圧が高めの人に。のぼせ、ほてり、イライラ感、不眠、動悸、胃炎、鼻血などの出血、あるいは高血圧にともなう頭重感や肩こり・めまい・耳鳴りなどに適応します。 b 食べ物に置き換えると:山梔子(サンシシ/くちなし)、蓮心(レンシン/ハスの実の杯芽)、緑茶(リョクチャ)、プーアール茶、洛神(ラクシン/ハイビスカスローゼル)、浅蜊(アサリ)、筍(タケノコ)、柿(カキ)、洛神(ラクシン/ハイビスカスローゼル)、食塩、など
a-②清上防風湯(セイジョウボウフウトウ):清熱解表解毒 顔の熱や炎症をとり、また皮膚病の病因を発散させる働き。特に上半身の皮膚病、ニキビの治療に。体力のある人で、赤ら顔の人に。 b 食べ物に置き換えると:薄荷(ハッカ/ミント)、桑葉(ソウヨウ/桑の葉)、菊花(キッカ/食用菊)、防風(ボウフウ)、決明子(ケツメイシ)、問荊(スギナ)、春雨(ハルサメ)、緑豆(リョクトウ)、生大根(ナマダイコン)、牛タン(ギュウタン)、など
a-③荊芥連翹湯(ケイガイレンギョトウ):清熱解毒消腫理気 体の熱や腫れをひき、病因を発散させたり、血液循環をよくする。
蓄膿症や慢性鼻炎、痰がからむ扁桃炎、炎症をともなうニキビや湿疹などに。また、そのような病気になりやすい体質を改善。 b 食べ物に置き換えると:枳実(キジツ/ダイダイ)、アロエ、陸鹿尾菜(オカヒジキ)、昆布(コンブ)、海藻(カイソウ)、楤の芽(タラノメ)、鳩麦(ハトムギ)、西瓜の種(スイカノタネ)、冬瓜仁(トウガンニン/冬瓜の種)、アガリスク、など
a-④清肺排毒湯(セイハイゲドクトウ) これに関しては医事新報の興味深い記事もあります 麻杏甘石湯+胃苓湯+小柴胡湯加桔梗石膏で ・麻杏甘石湯:清熱潤肺去痰
気管支を広げ、痰を出しやすくして呼吸を楽に。ひどい咳や気管支喘息に。 b 食べ物に置き換えると:杏仁(キョウニン)、甘草(カンゾウ)、白果(ビャッカ/ギンナン)、琵琶葉(ビワヨウ)、バナナ、ゆば、アーモンド、慈姑(クワイ)、麦門冬(バクモンドウ)、桑葉(ソウヨウ/桑の葉)、花梨(カリン)、麦門冬(バクモンドウ)、落花生(ラッカセイ)、蕗(フキ)、など
・胃苓湯:健脾健胃
食あたり、お腹のゴロゴロ、下痢、嘔吐、腹痛などに。 b 食べ物に置き換えると:陳皮(チンピ/ミカンの皮)、山査子(サンザシ)、生姜(ショウガ)、鳩麦(ハトムギ)、艾葉(ガイヨウ/よもぎ)、柘榴(ザクロ)、梅干し、蓮子(レンシ/ハスの種子)、五味子(ゴミシ)
・小柴胡湯加桔梗石膏:潤肺止咳去痰
のどの炎症や痛みをやわらげたり、そのようになりやすい体質を改善。 b 食べ物に置き換えると:人参(ニンジン)、 甘草(カンゾウ)、生姜(ショウガ)、杏仁(キョウニン)、琵琶葉(ビワヨウ)、魚腥草(ギョセイソウ/ドクダミ)、金銀花(キンギンカ)、桔梗(キキョウ)、花梨(カリン)、オリーブ油、蜂蜜(ハチミツ)、生大根(ナマダイコン)、甘草(カンゾウ)、豆乳(トウニュウ)、など
Knowledge of East is an informative page for everyone who seeks alternative self-medication and preventative health care through food. It is based on traditional Chinese teaching known as Yakuzen.
「主催者SEIKO NAKAJIMAのあいさつ」
Knowledge of East.(イニシエノマナビ)AUSdeYAKUZEN!
そろりそりと始動です!ご存じの方もおられますが、私は数年前よりご縁あって薬膳を学んでいます。始めは何となく「食べるものすべてが身体にとって良いもの」というコンセプトが素敵!と言う単純なことだけだったんですが、去年は日本で薬膳アドバイザー(現薬膳インストラクター初級)の資格も取り、これをオーストラリアでも徐々に広めていきたいと考えています。