少し違った最終日。薬膳料理を作りました。
薬膳教室高松クラスの最終日
高松教室メンバーのご希望で、最終回のVol.8は薬膳料理を施膳&調理しました。
*鮭と鶏肉のくるみソースがけソテー、枝豆添え
*れんこんのきんぴら
*とうもろこし粥
*亀ゼリーと梨の薬膳茶煮たコンポート
*梨のクリームチーズケーキ(井門さんの差入れ)
今回の高松クラスは、
「秋に必要な潤いを補いながら、夏の残存疲労を解消する」という例題
を基にメニューを作り、調理しました。
①症状分析:乾燥、潤い不足、食欲低下、暑さからくる疲れ、のどの渇き
②弁証:気血虚、耗気傷津、清熱解暑
③施膳方針:補気血、健脾、生津滋陰、清熱
④食材選出&弁証施膳(レシピ作成)
~選んだ食材~ (オレンジの字は、梨を煮るブレンド薬膳茶の素材)
・補気血、健脾(胃脾の働きをたすけ、気と血を補う)に、
鮭、鶏肉、粳米、枝豆、とうもろこし、龍眼肉、ヨモギ、サンザシ
・正津滋陰、補陰(潤い対策)に、
トマト、ハチミツ、亀、梨、れんこん、チーズ、阿波ばん茶、ジャスミン
・清熱解毒(暑さや熱をトル)に、
亀、昆布、トマト、柿葉、ハイビスカス
・活血化瘀(血液の巡りをよくる)に、
玉葱、山楂子
・補腎益腎(腎を温高める)に、
昆布、胡桃、ヨモギ
・とうもろこし粥は米の10倍の水で鍋でつくりました。
・粉末の亀ゼリーを煮たてて冷やしました。
・ブレンド薬膳茶で梨を煮ました。
・トッピングの枸杞は湯で戻しました。
・枝豆はゆでて付け合わせにしました。
・味付けはお好みで。
通常は料理は作りません。Vol.8は薬膳師の総仕上げです
これまで習ったことを思い出しながら実践ロールプレイングをします。
相談者とカウンセラーという形で数回に分けて練習します。
✴練習は次のようなルールに従ってレシピを作成します✴
①問診や舌診、脈診など、四診でその方の症状を見立て(症状分析)、
②目的をもって(弁証)
③施膳方針や治療法則をたて(施膳方針、治療方針)、
④食材を選出してレシピを作成する(施膳)