瀬戸内海に浮かぶ粟島にも枸杞や柑橘類が自生して実をつけていました。
▼無農薬柑橘です。干すと「陳皮」「青皮」という中薬になります。
・陳皮…辛苦/温(肺脾)理気 調中 燥湿 化痰
▼枸杞子と呼ばれるこの実は、中医学薬膳でも大変いい働きをしてくれます。肺と肝と腎に作用してお身体のエネルギー循環を高めます。もちろん無農薬。
・棗…甘/平 (脾胃) 健脾 和中 補気 補血
(中薬(大棗)…補中益気、養血安神、緩和薬性/別名「脾の果」)
・クコ…甘/平(肝腎肺)滋補肝腎 明目 潤肺 (中薬(枸杞子)…補陰薬)
(皮に補血作用、干しブドウは鉄分が豊富)
・黒豆…甘/平(脾肝腎)補血 活血 補腎 補陰 利水 解毒 健脾 (煮汁にサポニン 抗酸化作用)
・白木耳…甘淡/平(肺胃腎)滋陰 潤肺 益胃 生津
・木耳…甘/平(胃大腸肝腎)滋陰 補血 涼血 止血 益精
・松の実…甘/微温(肝肺大腸)補血 潤肺 止咳 平喘 沢膚 栄髪 通便
・くるみ…甘/温(腎肺)温肺 平喘 健脳 固精(固摂) 通便
・イチジク…甘/平(肺脾胃大腸) 消腫 潤肺 生津 利咽 止咳 開胃 解毒 (喉の炎症、空咳、しゃがれ声、感染症大腸炎、整腸、食欲不振)
・ブドウ…甘酸/平(肺脾腎) 補気 補肝 補腎 利水 強筋骨 除煩 安胎 止渇
・りんご…酸甘/平(肺脾腎肝)健脾 潤肺 生津 止渇 開胃 化痰
(中性脂肪、コレステロール抑制と排泄。皮にペクチン、リグニン)
【辛温解表薬】
・桂枝…辛甘/温(肺心脾肝膀胱)散寒解表 温経通陽
・生姜…辛/温(脾胃肺)化痰 止咳 解表 散寒 健脾 解毒 温中 止嘔
・紫蘇…辛/温(肺胃)解表 散寒 行気 和胃 解毒
(陰虚内熱、血熱には禁忌)
【利水薬】
・冬瓜皮(皮)…甘/微寒(肺小腸)利水消腫
【化痰薬】
・冬瓜仁(種)…甘/寒(肺胃大腸小腸)清肺化痰 清熱利湿 排膿
【止咳平喘薬】
・白果(ぎんなん)…甘苦渋/平(小毒)(肺)斂肺平喘 収渋止帯
・琵琶葉…苦/涼(肺胃)化痰止咳 和胃降逆
・蘇子(そし)…紫蘇の分果 辛/温(肺大腸)止咳平喘 潤腸通便 降気化痰
・杏仁…苦/微温(小毒)(肺大腸)止咳平喘 順調通便
【茶葉】
・寒涼茶…麦茶、ゴボウ茶、ルイボス、ハトムギ茶 コーヒー ウーロン プーアール 緑茶
・温熱茶…黒豆茶 ほうじ茶 ヨモギ茶 紅茶 ジャスミン 金木犀 ・平…コーヒー ココア
・ウーロン茶…苦甘/涼(肝脾)化痰 消食 利水 解毒 養心 安神
・プーアール茶…苦渋/涼(肝胃)生津 解毒 消食 清熱 利水 化痰
・緑茶…苦甘/涼(心肺胃肝)生津 止渇 清熱 解毒 利水 安神 除煩
・よもぎ…苦辛/温(肝脾腎)補血 健胃 温計 散寒 化湿
・金木犀…辛/温(心肝脾胃)温中 散寒 理気 化痰 化瘀
・ジャスミン…甘辛/温(心脾肝)補中 理気 安神 解鬱 散瘀
(オイゲノール:殺菌作用 鎮静作用 抗炎症作用)
(酢酸ベンジル:填痙攣作用 鎮静作用 鎮痛作用 抗炎症作用)
(ベンゼルアセテート:右脳の活性化 リラックス効果)
・コーヒー…苦/平(心肺胃)養心 安神 強心 利水 解酒毒
(クロロゲン酸:抗酸化 抗がん作用)
・ココア…苦甘/平(肺心大腸胃)益気 強心 利水 通淋
(カカオポリフェノール:抗酸化作用 整腸作用)
・ニチニチソウ…抗がん、抗酸化作用
さて、お月様は体調を知らせてくれることご存知ですか?
お月さまを見て、感じて心地よいと感じる方は「陰の気不足」
お月様は陰のパワーを放出してくださるからです。
原因は色々ありますが、現代人はストレス、飲食不調、疲労、年齢といったものが多いかもしれません。
対策は陽の氣を取り入れることです。
お身体が冷たい飲み物を欲しがったとしてもそれは気のせいかも。朝日を浴びたり、なるだけ冷たいものを抑え、お体を温めてくれるものを摂りましょう。また次の二つを意識してみるだけでもお身体が良い方向に向かい始めます。
☆いつものお飲み物やお料理にネギ、生姜、紫蘇、シナモン、みょうが、酒、焼酎を入れたり、お砂糖を黒砂糖にかえてみる。
☆毎日の薬膳食養生では次の食材を意識して取り入れましょう。
【補陰、滋陰効果】
山芋、黒木耳、オクラ、エリンギ、黒豆、豚肉、白ワイン
【潤肺効果】山芋、アーモンド、はちみつ、銀杏、松の実、春菊、白木耳、イチジク、杏、柿、すだち、梨、リンゴ
それでも…体調が回復されない方は気療整体をおすすめします。
http://reiko.halfmoon.jp/
すっかり秋ですね。
敏感な方は既に五感をとしてお身体で感じておられることでしょう。
夏は暑邪によって無駄に氣を消耗していますから初秋の防衛力低下感。
その上に秋は燥邪が出てきて乾燥を嫌う肺がダメージを受けます。
すると、
皮膚がカサついたり、乾燥して痒くなったり、カラ咳が出たり、
口が渇きやすかったり、鼻咽喉が渇いたり、唇がひび割れたり、
尿の出が少なくて回数が多くなったり、いつもより便秘気味になったり、
不眠になったり、悪夢を見たり、寝汗が出たり、脚が攣ったり…
夏の暑邪をお体に溜めておられた方は早速、熱を出してたり…。
中医学理論では、
肺、大腸、鼻、皮膚、体毛、腎臓は関連性が深いと考えています。
では、どうすればよいか?ですね。
燥邪によって肺の潤いが低下しているわけですから潤いを補ってあげましょう。
そのためには、しっかり呼吸して昇清作用を高めてお身体の中から温めること。
カイロや暖房などお外から温めるのとは異なりますので気を付けてくださいね。
また、食べ物でも潤いを与えてくれるイチジク、梨、ブドウ、はちみつ、アーモンド、銀杏、松の実、黒豆、山査子、山芋、すだち、エビ、柿、鶏卵などはしっかりとりましょう。
それでも元気が出ない方は気療整体をお試しください。
肺経、脾系、腎経に作用して
口渇、貧血、筋肉疲労、むくみ、目の疲れを改善してくれます。
皮の部分に補血効果がありますので、皮ごとズムージーにすると、夏場に冷たいもので酷使した胃腸にもやさしいですね(*’▽’)
*甘酸/平(肺脾腎) 補気、強筋骨、利水、安胎、除煩、止瀉、補肝、補腎
それでも調子が整わなかったら…、
*気を循環させて心と身体を調整する気療整体をお受けください。
RamaRamaYogaと気療整体の共同企画 10月開催の「こころと身体の秋養生」
お陰様を持ちまして、募集3日目にして「満席」となりました。
ご好評いただきまして誠にありがとうございます。
キャンセル待ち及び、12月7日(月)・8日(火)開催予定の
「こころと身体の冬養生」は受け付けております。
お問合せ・お申込みフォームよりお申し込みください。
~ 御岳山の麓にゆだねるヨガと薬膳と感情の取扱いワークショップ ~
讃岐山脈の大自然に抱かれた御岳山山麓で、おひとりおひとりの個性を活かしたとっておきの少人数制体験ワークショップです。感情の取扱いは天川神社での氣の五感ワークから始まり、ヨガで解放します。秋養生の薬膳ランチでもお体の中を豊かにしていきます。荒神の名水でつくった〝天然発酵飲料 しゅわさかさんも〟お飲みいただけます。(詳しくはこちら)