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メンタルヘルス薬膳#1《日本では…》りぶちゃんの薬膳勉強№30

メンタルヘルス活かす薬膳!!りぶちゃんの薬膳勉強№30

日本ではメンタルヘルス(心の健康)に対して厚生労働省が手厚い対策をたてています。それほど重要な位置にあるのが心の健康です。メンタルが身体をつくるという背景には、「メンタルは内分泌腺とストレートに関わる」ということが挙げられます。

コロナ感染拡大という世界的背景において、メンタルヘルスケアと、食医といわれる薬膳が見直されてきました。それらを包括的に取組む 山下れい子が、「りぶちゃんの勉強室」で傾向と対策を連載させていただきます。よろしくお願いします。今日は序文です(笑)


 

メンタルヘルスマネジメント
(こころの健康管理)

日本では厚生労働省によって「心の病の予防には、個々人が正しい知識を備えて自他のストレスに対処することが極めて重要」とし、2006年には「労働者の心の健康の保持増進のための指針」を公表。そこでは心の病を未然に防ぐために専門家と協力、連携しながら計画的にメンタルヘルスを進めることが重要としている。

 

メンタルヘルスケアは東洋医学で言う「こころの春養生」にあたります
そのすぐれた価値を大きく分けると3つ

 

①生産性が向上する:
こころが元気になると、やる気や生きがいが芽生え、継続した目標意識が生まれる。

②こころの病をマネジメントできる:
こころの病が生む自殺、事故、ミス、人間関係問題、反社会的行動を未然に防げる。

③セーフティネットで取組める:
専門的なケアが充実することで未病の早期対処ができ、社会活動を維持できる。

 

♡♡中医学薬膳では♡♡
古来より「こころの養生」「未病先防」といった概念で未病対策が伝承されています。そこで、メンタルヘルスケアと中医学薬膳との関係をこれから具体的にとりあげていきます。お役に立てていただければ何よりです。今日は序分でした。

次回をお楽しみに。

 


こころと身体の健康コーチング

 

オンラインもある基礎から学ぶ薬膳教室

 

 

日経新聞でご紹介いただきました。山下れい子MayWay

東京・埼玉時代から現在に至るまでをインタビューして、素晴らしい記事にまとめてくださいました。深く感謝しております。m(_ _)m

お陰様です。ありがとうございました。これからも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

2021年1月16日 日経新聞

プロフィール

 



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学び方もパーソナライズ!往来自由!2021年ラインアップした薬膳教室

基礎から学ぶ薬膳教室2021のご紹介

#あたりまえを作る四国薬膳研究会 では、理解を深めるために①②③④⑤ともに同じテキストを基に進めています。お休みの回の振替や、再受講は往来可能です。何度でもどこにでも参加して、パーソナライズ薬膳を実践して薬膳脳を作っていただければと思います。

基礎から学ぶ薬膳教室を修了された方は、ステップUP教室にご参加いただけます。コロナで行動が制限される方は、新しく加わったWEB DE薬膳(オンライン)もご利用くださいね。

⇩ ⇩ ⇩


 

①薬膳スイーツ教室 (月に1回開催)講師:池淵琴音

 

②WEB DE薬膳(月に1回開催)講師:中口恵美

 

③毎回自分専用薬膳茶(月に2回開催)講師:田中利江

 

④リトリート薬膳(月に1回開催)講師:寺尾和代

 

⑤豊富な生薬をひとつづつ試飲・三豊市協賛(月に2回開催)講師:山下れい子

 

中級クラス:ステップUP薬膳(月に2回開催)講師:山下れい子

 

薬膳料理教室(偶数月開催)講師:則久育葉

 

糖質オフ菓子付きマイブレンド薬膳茶WS(月に一回開催)講師:北川典子

 

 

アレルギー専科マイブレンド薬膳茶WS(月に2回開催)講師:田中利江

 

 

本年も引き続きどうぞよろしくお願いします。

 



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薬膳を学んで…「みなさまの声」

《基礎から学ぶ薬膳教室 受講後のご感想》
(一部をご紹介させていただきます)

[これまでの皆様の声]

 

[30代女性]
薬膳を学ぶきっかけは、中医学をもっともっと知りたい!深めたい!! の想いで愛媛から通いました。 仕事で陰ヨガインストラクターをしており、陰ヨガは中医学の考え方をベースにしています。深めることで仕事にいかせると思ったからです。

習ってみて、踏み込んだ内容に目からウロコ。。。 自分の身を通し、学んだことを照らし合わせると、なるほど~と思えることも多く、益々ハマっております。

今後は自分のクラスで薬膳での学びをシェアしつつ、ヨガのフィジカルな面だけでなく、内面の健康もサポートし、提案出来る唯一無二のインストラクターになるべく、奮闘します!学び続けることは大切です。ヨガと同じで入門あって卒業なし! の精神で勉強に勤しみます。 先生~これからも宜しくお願い致しま~す☺🌈


[50代女性]
薬膳を学んで食材をいろんな角度から見るようになりました。何気なく使っていた食材のいろんな効能効果をもっと知りたいと思います。これからは、仕事の飲食店においてお客様に薬膳を正しく伝えたいと思っていますし、家庭での食事にも取り入れたいです。

また、スキルアップや復習、応用力をつけて調理の種類を増やしたいです。まだまだ「薬膳=薬のよう」と思っている人が多いのでたくさんの方に知ってもらいたいです。薬膳料理教室にも参加したいな~と思います。


[40代女性]
最近ムーブメントをおこしている薬膳ですが、知れば知るほど深いと思いました。流行りものとは違い、何千年という歴史の上に成り立っていることがよく分かりました。日ごろの食材の選択が様々な臓腑に影響を与えているということをしみじみと考えるようになり、納得と腑に落ちるの連続です。

これからは、舌診や脈診など直接人を見て、バランスを崩した臓腑に対する対策がとれるようになりたいなと思っています


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日本の冬は冬至に向けて「陰の気」が満ちてきます。りぶちゃんの薬膳勉強№28

りぶちゃんの薬膳勉強 №28(冬は冬至に向けて「陰の気」が満ちてきます)

《前回は「痩せると噂の防風通聖散でした》

季節の変わり目は、気になる自然現象が何かと目につきます。
天神合一です。自然界に変化があれば、人の身体にも変化があるはす!!
いろいろとリブちゃんは考えてみました。

 

冬は「陰」が満ちる季節だから…

イチョウもモミジも落葉し、無駄なエネルギーの消耗を防ぎます。
人は体内の陽の気を奪われないよう、防寒や補陽で暖をとります。
どちらも冬の陰の気に犯されないための自己防衛。

陰と陽は常にバランスを取りながら刻々と変化しています。
これは中医学理論のいろは。
それが人にどのような影響があるのか?
薬膳Lineのコラムに書きました。

下の画像をタップして、引き続きご覧ください。<(_ _)>

薬膳Line

 


基礎から学ぶ薬膳教室はこのような中医学の基礎も学べます。
第2期 2021年3月生の募集が始まっています。
ニュースや新聞、広報などでも話題の教室です。

お早めにお申込み下さい。

 

★また、専任講師の「薬膳茶教室」と「基礎から学ぶ薬膳教室」もあります。

 


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薬膳を学んで…「みなさまの声」

《基礎から学ぶ薬膳教室 受講後のご感想》
(一部をご紹介させていただきます)

[これまでの皆様の声]

 

[20代女性]
流行っている薬膳料理のことを薬膳と思っていましたが、学んでみて目からウロコが落ちた感じです。料理という簡単なものではなくて、宇宙の動きと人の身体と食物の関係性を整えるのが薬膳でした。深いのでやりがいがあります。今後仕事にどう活かそうか考えると妄想が膨らみます。楽しい講義をありがとうございました。


[30代女性]
薬膳を学んで。まず毎回楽しく学ぶことができました!
体調が悪い時などは何が原因で何が不足しているのか、何を体に取り入れるのがよいかを考えるようになった。これからは自分と家族の健康のために薬膳を取り入れたり、薬膳料理のメニューを考えられるようになりたい。学んだことを忘れないよう、そして生活に役立てるよう今後もセミナーにど参加したい。


[20代女性]
薬膳を学んで自分の体調について考える時間をもつようになりました。
これからは、お店で知恵を生かして働きたい。家で子供の体調をみてあげられるようにしたい。
また、舌診や脈診など直接人を見てきちんとした施膳ができるようになりたいです。

 


 

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薬膳茶をのんでいる小学生クンからボイスメッセージ♡

舌みて作る薬膳茶をご愛用下さる小学生男子のおかあさんから嬉しいメッセージをいただきました。ご紹介させていただきます。

※舌の写真とその時の症状を添えてSNSを通してご相談くださいます。
小学生男子クンの今回の舌写真はこちら

舌みて作る薬膳茶


(おかあさまより)

こんにちは。
先日は、ありがとうございました🍵

前回の5月の薬膳茶から少し間が空いてしまい飲めてなかったのですがその期間、息子は夜、何度も目が覚め痒がっていたのですが今回、作って頂いた晩から1度も目を覚まさず朝までグッスリ寝るようになりました。
本当にビックリです。
私も息子に起こされる事なく寝る事が出来る様になり助かってます👏
薬膳茶のパワーに驚かされてます。
れいこさんに感謝です。

今日も暑いので熱中症、気をつけて下さい!
また、よろしくお願いします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ボイスメッセージまで添えてくださって感謝感激ありがたいです!

舌みて作る薬膳茶


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痩せると噂の漢方 防風通聖散(ボウフウツウショウサン)りぶちゃんの薬膳勉強№27

りぶちゃんの薬膳勉強 №27(痩せるとウワサの漢方 防風通聖散)

《前回は「恒例 ぎっくり腰…。でした》

痩せる漢方薬とウワサのある防風通聖散。
この季節になると気になるキャッチフレーズです。

ここのところ、体重増加で胸腹部周辺がボンレスハム状態、洋服があわなくなったり、ぎっくり腰になるなど、諸問題が起こってきました。そこで〇〇さんがやせる漢方薬だと言っていたので(よくある話です。自分にもそれがいいように聞こえる)、ウワサにつられて買ってみました(笑)

マラソンや登山など運動をしていたころは、ダイエット系の薬を服用するようになったら人生終わりだ!!と思っていたので、私も終わり(笑)。しかし!!終わってから始まることもあります(笑)(笑)(笑)

ということで、せっかくの国際薬膳師という知識を役立てて、どうして痩せるといわれるのか?を組成(材料とその組み合わせ)から検証してみました。

 

防風通聖散(漢方)

ボウフウツウショウサン

結論から言うと、私には微妙…。
これを飲むと皮下脂肪や内臓脂肪がとけて、キレキレの筋肉になるという魔法のようなものとは違っていました。痩せることの考え方や、太り方によっては効果的が期待できるのではないでしょうか。

《このような感じのものに思います》
・代謝をたかめる
・むくみをとる
・お通じをよくする
・こもり熱など余分な熱をとる

 

折角買ったので試してみます。

 


ん???と、気になる方もいらっしゃるかもしれませんので、防風通聖散の生薬の働きをご紹介します。


《各0.6グラム》

①当帰(とうき)
養血薬
セリ科 UmbelliferaeのAngelica sinensis DIELS の根
性味)甘、辛/温
帰経)心、肝、脾
効能)補血、活血、止痛、潤腸

②白芍(びゃくしゃく)
養血薬
ボタン科Paeonia lactiflora PALL. のコルク皮を除去し、そのままあるいは湯通しして乾燥した根
性味)苦、酸/微寒
帰経)肝、脾
効能)養血斂陰、柔肝止痛、平抑肝陽

③川芎(せんきゅう)
活血化瘀薬
セリ科 Umbeliferae のマルバトウキ属植物 Ligusticum chuanxiong HORT. の根茎
性味辛/温帰経肝、胆、心包効能活血行気、祛風止痛

④山梔子(さんしし)
清熱瀉化薬
アカネ科 Rubiaceae のクチナシ Gardenia jasminoides ELLIS 、またはその他同属植物の成熟果実
性味)苦/寒
帰経)心、肺、肝、胃、三焦
効能)瀉火除煩、清熱利湿、凉血解毒

⑤連翹(れんぎょう)
清熱解毒薬
モクセイ科 Oleaceae のレンギョウ Forsythia suspensa VAHL. などの果実
性味)苦/微寒
帰経)肺、心、胆
効能)清熱解毒、清癰散結

⑥薄荷(はっか)
辛涼解表薬
シソ科 Labiatae のハッカ Mentha arvensis L. var. piperascens MALINVAUD またはその種間雑種の地上部あるいは葉
性味)辛/涼
帰経)肺、肝
効能)疏散風熱、清利頭目、利咽、透疹

⑦荊芥(けいがい)
辛温解表薬
シソ科 Labiatae のケイガイ Schizonepeta tenuifolia BRIQ. の花穂をつけた茎枝あるいは花穂
性味)辛/微温
帰経)肺、肝
効能)祛風解表、止血

⑧防風(ぼうふう)
辛温解表薬
セリ科 Umbelliferae のボウフウ Saposhnikovia divaricata SCHISCHKIN (Ledebouriella seseloides WOLFF) の根及び根茎。
日本ではハマボウフウで代用することがある
性味)辛、甘/微温
帰経)膀胱、肝、脾
効能)祛風解表、勝湿、止痛、解痙

⑨麻黄(まおう)
辛温解表薬
マオウ科 Ephedraceae のシナマオウ Ephedra sinica STAPF をはじめとする同属植物の木質化していない地上茎
性味)辛、微苦/温
帰経)肺、膀胱
効能)発汗、平喘、利水


《各1.0グラム》

⑩白朮(びゃくじゅつ)
補気薬
キク科 Compositae のオオバナオケラ Atractylodes ovata DC. の根茎
このほか、日本薬局方ではオケラ A. japonica KOIDZ. の周皮を除いた根茎を規定しており、日本では一般にこれが流通している。
性味)苦、甘/温
帰経)脾、胃
効能)補気健脾、燥湿利水、止汗安胎

⑪桔梗(ききょう)
止咳平喘薬
キキョウ科 Campanulaceae のキキョウ Platycodon grandiflorum A. DC. の根
性味)苦、辛/平
帰経)肺
効能)開宣肺気、祛痰、排膿

⑫黄芩(おうごん)
清熱燥湿薬
シソ科 Labiatae のコガネバナ Scutellaria baicalensis GEORGI の周皮を除いた根
性味)苦/寒
帰経)肺、胆、胃大腸
効能)清熱燥湿、瀉火解毒、止血、安胎

⑬甘草(かんぞう)
炙甘草
補気薬
マメ科 Leguminosae のウラルカンゾウ Glycyrrhiza uralensis FISCH. またはその他同属植物の根およびストロン。
性味)甘/平
帰経)心、肺、脾、胃
効能)補脾益気、潤肺止咳、緩急止痛、緩和薬性

⑭石膏(せっこう)
清熱瀉火薬
含水硫酸カルシウム鉱石、粗製はほぼCaSO4、2H2Oである。
性味)辛、甘/大寒
帰経)肺、胃
効能)清熱瀉火、除煩止渇


《0.375グラム》

⑮芒硝(ぼうしょう)
攻下薬
天然の含水硫酸ナトリウムNa2SO4・10H2Oまたは風化消Na2SO4・2H2O。
性味)鹹、苦/寒
帰経)胃、大腸、三焦
効能)瀉熱通便、潤燥軟堅、清熱消腫


《0.2グラム》

⑯生姜(しょうきょう)
辛温解表薬
ショウガ科 Zingiberaceae のショウガ Zingiber officinale ROSC. の新鮮な根茎
性味)辛/微温
帰経)肺、脾、胃
効能)発表解表、温中止嘔、温肺止咳


《0.75グラム》

⑰大黄(だいおう)
攻下薬
タデ科 Polygonaceae のダイオウ属植物 Rheum palmatum L. 、R. tanguticum MAXIM. et REGEL および R.officinale BALL. またはそれらの種間雑種の根茎。
性味)苦/寒
帰経)脾、胃、大腸、肝、心包
効能)瀉下攻積、清熱瀉火、解毒、活血祛瘀


《1.5グラム》

⑱滑石(かっせき)
利水滲湿薬
加水ハロイサイト hydrated halloysite Al2O3・2SiO2・2H2O・4H2Oを正品とする。
鉱物学的な滑石すなわち天然含水珪酸マグネシウム talc 3MgO・4SiO2・H2Oを使用することがあるので注意を要する
性味)甘、淡/寒
帰経)胃、膀胱
効能)利水通淋、清熱暑熱

 



 

《上級編》

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

種類 解表攻裏剤
出典 宣明論
組成 防風・荊芥・連翹・麻黄・薄荷・川芎・当帰・白芍・白朮・山梔子・大黄・芒硝各1.5g、石膏・黄芩・桔梗各3g、甘草6g、滑石9g
方解 防風-疏風解表
荊芥-疏風解表
麻黄-疏風解表
薄荷-疏風解表
大黄-泄熱通便
芒硝-泄熱通便
石膏-清肺胃熱
黄芩-清肺胃熱
連翹-清肺胃熱
桔梗-清肺胃熱
山梔子-清熱利湿
滑石-清熱利湿
当帰-養血活血
川芎-養血活血
芍薬-養血活血
白朮-健脾燥湿
甘草-和中緩急
用法 粉末1回6g生姜2gと水煎温服する。生姜2gと水煎服用してもよい
効能 疏風解表、瀉熱通便
主治 風熱壅盛、表裏皆実。悪寒壮熱、とう苦昏眩、芽赤晴痛、口苦口乾、咽喉不利、胸膈痞悶、咳嘔喘満、涕唾粘稠、大便秘結。
病機 陽盛内熱のものが風邪を感受し、表実のために内熱が鬱した表裏倶実である
方意 本方は解表、清熱、攻下を併用する方剤である。
主に、外感風邪、内有蘊熱、表裏皆実の証を治す。

(薬膳情報netより抜粋)


★どんな症状の時に何をどう組み合わせると効果的か?と考えるのが薬膳師です。
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恒例 ぎっくり腰…。 りぶちゃんの薬膳勉強№26

りぶちゃんの薬膳勉強 №26(恒例ぎっくり腰)

《前回は「梅雨はむくむと言うけれど…でした》

 

ぎっくり腰は腰の捻挫でございます。

《 原因の多くは自己管理不足 》

 

りぶちゃんはランナー時代からぎっくり腰を繰り返しています。昨年からは梅雨時期恒例ぎっくり腰。今年も例外なく数日前からやってます。すると、他の数名からもご相談をいただきました。せっかくなので取り上げてみました。

前回、天候の変動が激しく適応しにくかったり、不快を感じる「梅雨」の季節は、不調を訴える人が多くなるというお話をしましたが、ぎっくり腰もそのひとつ。

 

原因は大きく分けるとふたつ
・健康な青年期のぎっくり腰は、重いものを持ったり、ハードトレーニングの連続
・壮年期、老年期は、気のゆるみや筋繊維の劣化や筋力低下、臓腑下垂など

 


 

あ!先に言っておきますが、ぎっくり腰とヘルニアは違います。損傷を起こす場所が異なります。そもそも、りぶちゃんは約20年以上前に関東の整体学院を卒業後、整体師をしていましたので、その辺もよく分かっています(笑)

・ぎっくり腰は筋繊維や靭帯、軟部組織異常で、周辺がむくんだり、火照ったり、動作を起こす時に痛みがあります。

・それに対し、ヘルニアは椎間板変異のこと。椎間板が歪んで神経を圧迫するので足先(特に足の親指)にまで痺れがおきたりします。

 


 

【では、捻挫って何?からみてみましょう。】
Wikipediaによると、捻挫、または挫きは、関節に関節の許容範囲を超えた動きが与えられた為におきる損傷の一つである。多くは患部に痛みと腫脹、熱感を伴う。一般用語として多用されるが、医学用語としては更に損傷部位を限局し、○○靭帯損傷ということが多い。

そうなんです。
関節やそれを支える仕組みのキャパオーバーが切っ掛けなんです。

【キャパシティーは人それぞれ】
関節の許容範囲は人それぞれ。予防法も人それぞれ。
・関節や筋繊維はしっかりしているが、それ以上の負荷がかかっていないか?
(この場合は、物理的な問題なので重いものは持たないようしたり、体重増加に注意したり、長時間の同じ姿勢は避けましょう)

・いつもと同じ負荷や動きでも、関節やそれを支える仕組みが落ちていなかったか?
(この場合は、関節やそれを支える仕組みを高めるとともに、今の体力や筋力、体重を確認しましょう。昔は…という過信は禁物です。知らぬ間に近づいているのが老化現象です)

 


 

【ぎっくり腰、どうすればいいの】
・なんといっても安静です。痛む場所に負担をかけないよう休みましょう。
(腰痛ベルトで負担を軽くしましょう。近頃はいろいろな腰痛ベルトがでて試しましたが、生ゴムのが安定していい感じ)

・熱感があることが多いので、その場合は患部を冷やしましょう。

・早く回復させたいなら、水分だけとって絶食して冷やして2~3日寝る。

・食べるとしたら清熱、利水、補気健脾の食べ物をとりましょう。
お腹の調子を整えると防衛力を左右する気血水がスムーズにつくられます。

※今なら小豆粥や緑豆ぜんざい、トウモロコシ粥、冬瓜スープ、西瓜、メロン、胡瓜、トマトなど+紫蘇やネギでお腹を温めましょう。乳製品は湿を生むので厳禁です。アルコール類も控えましょう。

 


回復したら、筋力をつけましょう!!
回復したら、体重を落としましょう!!
回復したら、浮腫まない食生活を心がけましょう!!

と、リブちゃんは毎年思うのであります。反省(笑)

 

 


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梅雨はむくむと言うけれど…?りぶちゃんの薬膳勉強№25

りぶちゃんの薬膳勉強 №25(梅雨はむくむとと言うけれど…)

《前回は「春夏の身近な薬膳素材でした》

むくみは梅雨のせいではございません。

《 むくむ原因は人それぞれ 》

 

日本では梅雨前線(ばいうぜんせん)が停滞すると、「梅雨(つゆ)」という季節になり、梅雨入りや梅雨明けがあります。梅雨の特徴はだらだらと雨が降ること。雨天が続くことで、気圧、多湿、気温の変化などから『適応障害や不快』が増えてきます。

その影響が出やすいのが「浮腫み(むくみ)」です。不調を訴える人も多くなりますが、梅雨だといっても、不快でなければむくまない!! 対処できていればむくまない!! というお勉強です。


 

気(エネルギー)がつまっても、血(栄養代謝)がつまっても、水(津液)がつまっても、むくみます。そもそものむくみは水腫でないことのほうが多いです。

むくむ原因はいろいろありすぎてわからないほどですが、湿度や温度変化、天気など鬱々とした気分や機能低下が主な原因です。そこに梅雨の湿度が加勢するので「梅雨のせいだと思い込んでしまうのです。」

「むくみにはあれがいいこれがいいと、メディアであれこれ言ってた」など、むやみやたら利尿効果の高いものを食べたり、長湯やサウナなどで大汗をかくなどは、下手すると逆効果のこともあります。必要なのは自分のむくみに合った対処法!

 

【どの舌もむくみがあります】
むくみ原因はどれも異なります

 

【浮腫む原因のTOP10】
・食べ過ぎ飲みすぎからくるお腹の疲れ
・スマホ、パソコン過多からくる血の問題
・暑さ寒さ、冷えや熱ストレスからくる気血の問題
・運動不足や退屈さからくる気力低下
・適応ストレスからくる気血の減少
・睡眠時間の多すぎ少なすぎで気血水低下
・睡眠の質の低下で気血水低下
・家族ストレスで気血の問題
・会社ストレスで気血の問題
・持病や薬害

【湿を尿に変える代表食材】
はと麦、そらまめ、とうもろこし、小豆、緑豆、緑豆もやし、とうもろこしのヒゲ、瓜系、瓜系の皮などなど

▲上の二つは平常で使える食材例
その中でも、南蛮毛は血の問題向け。そら豆は気の問題向け


▼下の二つは湿と暑さが加わって、消化器系が熱っぽくなっているとき向けの例。
(どちらも体内の余分な熱や湿をスムーズに放出してくれます)
左は炒りはと麦と十薬を使った薬膳茶
右は緑豆とはと麦の氷砂糖煮

 

【まとめ】りぶちゃんは考えた
・むくみの第一原因は自分の感情。
不快に思うと、気血水のめぐりが弱まり、体のいたるところに湿が停滞するということ。そこに外の湿度が加勢してさらに浮腫むのが梅雨のころだと。

・梅雨であろうがなかろうが快適を保とう!!

・気血水足りてる?めぐってる?ってことだと。

 


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