りぶちゃんの薬膳勉強 №29(冬にぜんざいはおかしいでしょ)
《前回は「日本の冬は冬至に向けて「陰の気」が満ちてきます」でした》
お正月前後にぜんざいを食べてる方や、近ごろはではSNSの投稿をよくみかけますが、中医学薬膳の季節理論から言うとそれおかしい!ということに気づきました。
「小豆(あずき)」は清熱解毒の作用
おかしい理由は小豆の作用にあります。小豆は清熱解毒、利水という作用が強いんです。ぜんざいをたくさん食べるとトイレが近くなった経験をお持ちの方も多いようです。しかも小豆は夏の臓腑とされる「心小腸」に働きかけるのです。
なのになぜ冬にぜんざい??
とリブちゃんは考えました。
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おそらく、日本人はお正月の「お餅」からぜんざいを連想してしまうのではないか?と。もち米は脾胃肺を温めて元気をくれる食材なので、冬食べたくなるのもわかります。調子に乗ってお餅をたくさん食べると体が温まりすぎるので、落ち着かせてくれる小豆を欲しがるのか?とも…。
大根おろしでお餅を食べるのもその理由ですね。
また、
お餅に合わせて「栗」もよく見かけます。
「栗」は冬の代表食材なので納得です。脾胃腎を温めて老化速度を緩やかにするエイジングケアの食材。物忘れや腰から下の冷えや不調に役立ちます。渋皮にはタンニン(ポリフェノールの仲間)があり、血の働きも活発にしてくれます。
ま。ここまでは、冷やす温めるという方向で考えてみましたが、
もう一つ!!大切なことがありました。
実はぜんざいはお正月ではなく、迎春、立春祝いに食べるものではないか!?ということです。立春は節分。お餅を抱き合わせると紅白!!そしてこれ!!
小豆は「甘味と酸味」を持ち合わせる食材。
酸味は春の臓腑「肝」が欲しがる味。
と自論を展開して腑に落ちたリブちゃんでした。
今年も引き続きどうぞよろしくお願いします。
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